マイノリティーを軽んじた夫

30代 女性

結婚してあと少しで4年を迎えるという時、突然夫から自分が同性愛者だと告白されました。
もちろん驚きましたが、ひとまず夫の告白は、同性愛者でこれ以上偽るのが苦痛だから別れてほしいと言うのです。
でも、結婚期間でそんな素振りを感じなかっただけにちょっと引っかかる物があり、
学生時代の友人でホンモノの同性愛者に相談する事にしました。
その友人はどんなに普通を装っても、同じ趣味嗜好の人は雰囲気でわかると常に言っていて、
ついでに言うと「見分け方」なるものも教えてくれたりしていたのです。
私の話を聞いてすぐに駆けつけてくれた友人は、こっそりと夫の様子を探ってくれることになりました。
私ももし夫が本当にそういう性質なのであれば、苦しめるのも酷だなとその時は覚悟を決めるようにしていたのです。
しかし友人が夫の様子を探った初日、友人は怒り気味に報告してくれました。
同性愛者だというのは真っ赤なウソ。
会社の女の子と浮気している現場を見たというのです。
浮気相手と一緒になるために同性愛を語り、妻の同情で揉めることなく離婚計画を立てた夫に友人も私も怒り復讐することにしました。
嘘ではなく、ホンモノの同性愛者にしてあげようと友人と共謀して夫をその道の人達が集うパーティに送り出してあげました。
夫が本当にその道に進むにしろ、自分の愚かさを反省するにしろ、浮気の証拠はしっかりとっているので、慰謝料請求して離婚します。

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