34歳主婦とその旦那さんの、とある知り合いの話です。

30代 女性

34歳主婦とその旦那さんの、とある知り合いの話です。

はじまりは、ささいな電話からでした。
ふたりでレストランで食事をしているときのこと、旦那さんは会社から電話がかかってきたからと店の外へと席をはずしました。

最近このようなことはよくあることで、近頃残業で遅くまで残っているようだったので、彼女は気にも留めずにご飯を食べ続けました。
しかし、食べ終えてもなかなか彼は帰ってくる気配はありません。
しばらく待ってはいたものの、先に会計をすませておこうと彼女はその場をたちました。
彼はすでに食べ終えていましたし、所持品も彼女しか持っていなかったため、彼を引き連れ、とめていた車の中でゆっくりと話させてあげようと考えたのです。
彼女が支払いを終え、彼を探そうと外へ足を踏み出したときでした。
「大丈夫だって。ね、また遊びにいこうよ」
まぎれもなく、彼女の夫の声です。
けれど、とても親しげで、仕事の話をしている風ではありません。
向かっていた足は自然ととまり、気付けば耳を傾けていました。
よく思考を巡らせば、同僚との飲みを計画している可能性だってあったはずです。
そこで声をかけなかったのは、間違いなく彼女の女の感だったのでしょう。

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