唇に、ショッキングピンクの口紅がべったりと。

30代 女性

残業終わりの彼と待ち合わせした時に、遅れてきた彼の顔を見てギョッとしました。
唇に、ショッキングピンクの口紅がべったりと。
女装が趣味とは聞いてないし、「塗った」というより、「付いた」感じ。

驚くと同時にとても呆れました。

冷たい目で「どんな女がそんな色の口紅を付けてるの?」と、聞くと、一瞬何のことか分からずぽかんとしました。
「口になんか付いてますけど」と、言うと、身に覚えがあるから慌てて口を拭っていました。
どうやら、残業と偽って、会社の上司とキャバクラで羽目を外してきたのでした。
「最近のキャバクラはキスもしてくれるの?」と、聞くと、キスを賭けて勝負をして、見事勝ち取ったとのことでした。
なんて程度の低いキャバクラなの!
内心怒りで煮えたぎっていましたが、あえて冷静に「でも、他のお客さんもいるのに、よくそんな勝負してくれたね」と、言うと、怒らない私に安心したのか、まだ酔いが醒めてなくて気が大きくなったのか、本当は自慢したくて仕方なかったのか、自分がいかにモテるのか嬉しそうに話しだしました。
これから彼女と会うというのに、食事も取らずに待っていたと言うのに何を考えているのでしょうか?
どうしてバレないと思ったのか?
怒るのもバカバカしくなって、もうダメだと、確定しました。
冷静なまま、笑顔で「今日は帰るわ」と、告げ、その後完全にお別れしました。

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